サーフボードでの救助
めったにありませんが、サーフィンでは救助を行うことが必要になる場面がないとは言えません。

実際に自分も、パドル力がなくてかなり沖に流され、危険を承知でテトラポットに登ってかろうじて助かったということもあります。

助けられ方、助け方を知っとくことも必要だと思ったので、以下に救助について書きます。

波のあるところで何よりも早く沖に出られるのは、サーフボードを使うことです。

アメリカ、ハワイ、オーストラリアなど、海岸に波が多く立つところでは海難救助隊には必ずサーフボードがあります。また、ハワイでは消防車にもサーフボードを積んでるくらいです。

溺者は必死になっているから、ワラをもつかむことわざのように、近くにあるものに力いっぱいしがみついてきます。これは普通の人間の力以上のものだから抱きつかれたら一緒に溺れかねない。

もし抱きつかれてしまったら、自分から潜ってしまえば、溺者は浮くものにつかまりたいから手を離すはずです。

基本は、少し遠くからサーフボードのノーズを近づけて、それにつかまらせるようにします。

しばらくノーズにつかまらせて溺者が落ち着いたら、サーフボードを裏返して右か左のレールに溺者、反対側に救助者がまわります。溺者に反対側のレールを両手で持たせます。溺者が自分で持てない程衰弱していたら、レールを持った上から両手で押さえてあげます。

     こんな感じ

その後、サーフボードを救助者の方に回転させ、溺者をサーフボードの上に乗せます。

     
  
あとは、両足をずらしながらサーフボードにのせればOKです。

そして、テールから救助者もサーフボードに乗り、後方に下がってパーリングしないよう注意します。

波がきたら、溺者の大腿部をわきの下にはさむようにしてレールを持てばボードから落ちることもありません。

一通り書きましたが、これが完璧というわけではありません。あくまでも1例です。ただ、救助の方法を知っているのと知らないのではだいぶ違ってきますので、参考までに覚えておいてください。





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